遠回りって実は遠回り

移動時間は出来るだけ短い方がいい。

どこに行くにしても。そのほかの時間を楽しむために。

ドラえもんの秘密道具で一番何が欲しいかと問われると、もちろんどこでもドア。

しょうがなく移動するとして、一番いやなのは電車。一番いいのは車(自分で運転するに限る)。

車はほぼ毎日運転しているので、運転しないとなんか落ち着かない。

そんな車を運転している時にも嫌なことはある。

「渋滞」

好きな人はいないだろうが、未だに星野源メドレーを熱唱するくらいしかストレス解消方法を知らない。

先日、いつも通るバイパスが渋滞していた。

この時間に?この道路が?と6年住んでいる街でも知らないことがあるもんだ、と感心してたのだが全然動く気配がない。

そんな時に、「まだ通ったことがないが渋滞を回り道で抜けられるかもしれない」っぽい道が。

しかし今機会を逃してしまうと、この渋滞のまま。

一瞬のうちに頭をぐるぐる回転させ、ハンドルを切った。

回り道をした割には全然早く着かなかった。

よくあるんだよなこういうの。迷った末の決断が回り道っていうか。

こっちの方が早いかも、と思って乗った電車が目的の駅には止まらなかったり。

この人のレジが早い、と並んだら思ったより前の人のカゴがいっぱいで結局遅くなったり。

なんでこうなのだろうと考えた。

せっかちなのはモチロンだが、「ちょっとでも楽をしたい」「人を出し抜きたい」「人と違うことがしたい」と性格が滲み出ているのは間違いない。

気になったことがずっと気になってしまう。「あっちの道のほうが早いかも」「いや回る分遅いかも」「どうだろう」「気になる行ってみよう」と止まらない。

そういえば、気になったことをすぐにGoogle先生に聞くのは結構変らしい。

意味が気になったり、構造が気になったり、原理が気になったり。

気になっても「ま、いっか」と忘れてしまうことがない。答えを知らないと気が済まない。

今日こそはあの人のレジが早いと信じてこの列に並ぶ。

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そして会社員はつづく
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