フレンチトースト

そういえば、モーニング巡りにハマっている。

単にモーニングといっても、タイプがある。

よくあるのは、パンケーキやトースト。申し訳程度のサラダやベーコンと共に。

そして、次に多いのが「フレンチトースト」。

僕としてはこのなかでも断然、フレンチトースト派なのだ。

実家でたま〜の日曜日に母さんが作るフレンチトーストが、自分の中でのフレンチトーストの世界観を形作っていた。

どれくらい漬けられているのかわからないほどの卵液の染み具合。茶色と黒の間くらいの焦げ。フォークを突き立てると途端に原型をトドメられないぷるぷる。

そのままでも十分オイシイのだが、痛風持ちの父親への気遣いなのか、甘さ控えめ。

そこにコレデモカというほどバターとハチミツをぶっかけるのがこれまた最高。

そういえば、うちの母さんは料理がうまい。

おせちも自分で作るし、料理メンドクサいわ〜と言っているのを聞いたことがない。(ホントはメンドクサいのかも)

そんな母さんの息子である僕の味覚はやはり、「お母さんの味」で出来ている。

なんでも美味しいから一品を選ぶことはかなり時間を有する案件なのだが、どんな料理を食べても自分の味覚の奥にある「お母さんの味」との勝負となる。

焼きそば大戦は母さんに軍杯。唐揚げ対戦も母さん。豚汁大戦は母さんの圧勝。カレー大戦は苦戦の末ドローだが、酢の物大戦はこれまた母さんの完勝。

引き分けの料理を探すのに苦労した、やはり母さんはすごい。

フレンチトーストと言えば、やはりコーヒーだろう。

ひとしきりフレンチトーストを楽しんだら、お次はコーヒーとのマッチング。

フレンチトーストを口に入れたまま、コーヒーを飲む。甘さと苦さだけではない。フレンチトーストの卵や粉砂糖、ハチミツの鼻を抜ける香りとコーヒーの香ばしさのマッチング。

例えるなら、青空の飛行機雲。

コーヒー豆の種類、焙煎具合、温度、マッチングは∞なのだが。

コーヒーを語るには、このキャンバスは狭すぎる。また別の機会に。

モーニングに行くためには、必然と早起きになる。

朝から美味しいものを食べると、その日1日が上手くいく気分になる。根拠はないが。

24時間しかない1日が26時間くらいになる気がする。

明日はここのフレンチトーストのモーニングを食べにいく!と決めて過ごしてみると、いつもより長い休日を味わえるかもしれない。

次実家帰ったら作ってもらおう、フレンチトースト。

kentaro

note
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そして会社員はつづく
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